着物ドレスを選んだ理由  
和の結婚式を挙げたいと前々から考えていました。
ウェディング雑誌を見ていたときに、ウロドウルドのマーメードドレスに出会い、一目ぼれしました。
一番初めに試着をしに伺って試着してから決めようと思っていたのですが、実際に伺って、ドレスを着てみたらもう他のドレスが目に入らなくなってしまいました。理由は、日本の伝統が誇る着物の美意識がギュッと凝縮されているオートクチュールドレス、間近でみてその細部にわたる先生のこだわりを目の当たりにし、ほれ込んでしまいました。予算もあって、随分迷いましたが、当初考えていたマーメードではなく、鳳凰の間で披露宴が決まっていたので、先生のお奨めもあって縁起もかついで鳳凰柄のドレスにしました。
手描きされた鳳凰の柄は、とても上品な色で表現されていて、縫い目の柄あわせなど職人技を感じました。 白無垢とキモノドレス。ウェディングドレスは泣く泣く諦めましたが、それ以上にこのドレスに出逢え、着ることができて本当に幸せなひと時でした。

ドレスの反応
こんなドレス見たことがない!
素敵〜!
帯のリボンが可愛い!
私も着たい!
・・・など、ゲストの方、写真を見せた友人みんながドレスに釘付けでした。 披露宴会場が天井も高く、広かったのでボリュームのある鳳凰ドレスはとても映えました。高砂では上半身しかゲストの方から見えなかったので、写真も上半身のみの写真が多かったのですが、胸元が帯柄のデザインで、シンプルながら写真うつりも華やかになり、大満足です。

こだわりのアイテム
白無垢、和ドレスなど、日本伝統の「和」を意識しつつモダンな要素を取り入れたいと思っていました。
お借りしたパールのかんざしに合わせて、ゴールドのリボンと紅白の花を用いて 髪飾りとブーケ、会場の装花をトータルコーディネートしました。
そのほか、席札も桐の突き板に直筆で一枚一枚手描きをしました。

ウェルカムボード、席札、引き出物から余興の書道パフォーマンスまで、全て手作り&身内のご協力のもと、手作りウェディングを実現することができ、日頃からお世話になっている方々に、改めて感謝×感謝です。

矢部真澄様は女流書道家「矢部澄翔」として  書道パフォーマンスやワークショップ、筆文字によるロゴデザインや題字揮毫を中心に  NY・フランス・スペインなど海外でも書活動を展開されています。  
(写真はKorea+Japan Calligraphy Exhibition Yabe‐chosho  より)