赤地金彩雲取り紅白梅に飛翔鶴文様

赤地金通しの西陣織に裾に金彩加工の大胆な雲取りを配し手刺繍で青海波を施し、紅白の梅が咲き乱れ、花食い取りの羽根の美しい手刺繍・真っ白な飛翔鶴とのコントラストが見事な一幅の絵とおもわせる打掛です。ふんだんに使った金彩の金箔の華やかさと孔雀ブルーのアクセントカラーが匠の色彩感覚・美意識の高さを感じさせます。梅の古木の苔までを刺繍で描き、赤地に赤の梅を刺繍する事により赤の濃淡がより華やかな世界を作ります。は太陽によって一日が明ける(アケル)。そのアケルという言葉が赤になったと言われています。神聖な色「赤紅」の色は昔から、魔よけであり、幸せを呼ぶ色と言い伝えられております。は熱伝導、電気伝導共に優れており空気には浸食されません。鉄や銀などの他のものと違い、熱、湿気、酸素などの科学的腐食に非常に強いため永遠不変の繁栄を表します。鶴は夫婦円満、梅は五福をもたらします。福・禄・寿・喜・財。