黄金綺羅箔本金嘉納尚華紋文様

夢小町と名付けられた打掛は、数種の金糸のみで織上げ、アクセントに白を利かせた西陣織。宮廷の雅な風情を感じさせる、流水に桜花、地紙に百花の王の牡丹、菊に御所車と贅沢にきらめく綺羅箔本金のリュクスブライズスタイルがビンテージならではのおもてなしの心です。裏地も赤と金で織られた華やかな品格を漂わせています。桜の花は春の代表格の様に言われますが、季節にかかわらず着用できる柄なのです。昔の人は春に稲の種を蒔く時、今年の五穀豊穣を祈り穀物の神を山にお迎えに参ります。穀物の神をといい、くらは鞍を意味し、さくらは五穀豊穣の神様がおわします木として崇められてきました。桜は可憐で美しい花を咲かせて皆様に幸せと豊かさを運ぶ吉祥模様です。金は熱伝導、電気伝導共に優れており空気には浸食されません。鉄や銀などの他のものと違い、熱、湿気、酸素などの科学的腐食に非常に強いため永遠不変の繁栄を表します。