赤地に手刺繍松に飛翔鶴文様

昭和の30年代の打掛。アンティークならではのシンプルで大胆な柄が魅力です。のびやかな常盤の松に金駒刺繍の枝がリズミカルに描かれ、飛翔鶴の鶴の羽根の動きが躍動的で力強いタッチで描がかれています。余分な色を一切使わず赤と白と緑の配色が古典的な柄をモダンに感じさせます。の色は太陽によって一日が明ける(アケル)。そのアケルという言葉が「赤」になったと言われています。神聖な色「赤紅」の色は昔から、魔よけであり、幸せを呼ぶ色と言い伝えられております。は生命力の色、永遠の色です。出発、発展、新生を意味する若葉の緑は祝いの席に相応しい華やかさをもっております。清浄な白、色彩の極致ともいうべき白、白はどの様な色にも染まることができることから清らかで穢れのないものとして日本では古代より神にささげるにふさわしい色とされてきました。は夫婦円満をは常磐の緑を保つので永遠の生命力、繁栄を表します。