ローブドキモノ 若槻せつ子様・スタッフの皆様

2011年9月25日に披露宴を無事に終えましたT.Yです。その節は、大変お世話になりました。また、披露宴当日にもお手紙を頂き、本当にありがとうございました。
最初に事務所にお伺いさせて頂いた時は、台風で電車が止まる・・・といったアクシデントで予約の日を一日変更して頂きました。無理だろうな・・・と思っていましたが、若槻先生のお心遣いで、事務所を訪れることができました。感謝しております。

このドレスは、数年前、雑誌で見かけてから一目ぼれし、絶対に諦められない!!と思うドレスでした。しかし、式場や式場が提携しているドレスショップからは、「ドレスを持ち込む方はほとんどいません」などという言葉を頂いており、正直、迷わざるを得ない状況下におりました。
そんな時、若槻先生のこんなお言葉が・・・「この着物ドレスの赤は、魔よけの意味を持つのです」と。この一言には、私も奮いたちました。ここから、私の士気があがりました!! 若槻先生のドレスに決めました!!

実際にお伺いしてみると、その質感、立体感、ラインがとても美しく、ドレスの素晴らしさが伝わってきました。 また、3つのドレスを試着させていただきましたが、迷って、迷って、迷って、仕方なかったです。 そんな時にも、若槻先生から抜群のアドバイスを頂けました。それは・・・、若槻先生は試着室から出てくるその瞬間から、深いまなざしで見守っているのです。 よく全体像をみて的確なアドバイスを頂きました。また、試着の間の若槻先生トークも非常に面白く、緊張がほぐれました。本当に、写真ではこの素晴らしさが伝わらないのが残念・・・と感じるくらい、美しいドレスでした。

私は数年前、本当に偶然に、本屋さんで雑誌を手にとり、このドレスを見かけました。今思えば、かなり運命的なものを感じます。 若槻先生とスタッフの方々には、今後もぜひ、ご活躍して頂きたいです。 また、このドレスに込められた意味、意義、想いを含め、ドレスの素晴らしさが多くの方に伝わると良いと感じています。本当に、感謝しています!ありがとうございました。アシスタントのお二人もお元気でしょうか・・・ とても良い先生が近くに居て幸せですね。技はできるだけ盗んで?是非、これからも頑張ってください。


披露宴のこだわりポイントと皆さんからのお声
印象に残る披露宴を!!と考えておりましたので、こだわり抜いたドレスに負けないように髪型、小物、演出等も考えました。洋ドレスから和ドレスへの転換で、メリハリをつけました。 洋のドレスは、中世のドレスの形を思わせるお尻がぷっくりと膨らみ、パゴタスリーブのドレスでしたので、ブーケはオペラ座の怪人風の仮面ブーケに、髪飾りも大きなハットに、ティアラのようなきらびやかさではなく、パールのアクセサリーにしました。そこから、白衣に変身。お互い仕事場で出会ったことと、遠く離れた新郎のご両親は仕事姿を見たことがなかったので、ケーキ入刀ならぬ、ケーキ執刀を行いました(笑)。会場も盛り上がっていました。会場の都合で、余興も禁止でしたので、こんなイベントをしてみました。

そこから・・・若槻先生のドレスに変身です!!! 最終フィッティングの際の若槻先生からのアドバイスを盛り込んで頂きました。 前髪は、ぱっつんと切り揃え、黒髪のストレートのロングポニーテールに。かんざし、櫛、組紐、持っていた帯揚げを使いました。 最終フィッティングの際に若槻先生からアドバイスして頂き、緑の組紐を使用しました。また、母が成人式の時に買ってくれた振袖一式の中の帯揚げをアレンジしてつけて頂きました。 (これには、ヘアメークさん、びっくりでしたし、母も大変喜んでおりました。) とにかく、「魔よけ」という若槻先生のお言葉を頂いてから、かっこいいイメージでしたので、時代劇にでてくる女剣士を思わせるような風貌にして頂きました。

また、披露宴の終盤で、私はこのドレスの強さを思い知ることになったのでした。想いがいっぱいになると、泣いてしまう私です。最後の両親への手紙は伝えたいことがたくさんで読み上げるためにかかる時間は、約7分。 何度も練習していたのですが、練習の段階で泣いてしまって、最後まで読み切れませんでした。
しかし、2011年は東日本大震災もあり、家族や友人、披露宴にご参加頂いている皆さんとの絆やご縁を改めて幸せに感じ、どうしても、最後まで読みあげたいと思っていました。 なんと!!ドレスを纏っていざ、両親への手紙を読み始めたら初めて最後まで読めたのです。しかも、泣いてつまることもなく!!このドレスを纏うことで、凛とできたのだと思います。手紙を読み終えた瞬間は、不思議な震えが止まらなかったのですが、ドレスのパワーを感じた瞬間でした。こんな、不思議な感覚も今では、いい思い出です。

まず、皆さんからいだたいたお言葉は・・・
まず、すでに披露宴を終えて、自身の披露宴の際に和服を着た人々から、、、「私もこれ着たかった・・・いいなー」 「えーーーー!!これは和服?和装だよね?」 「すっごい刺繍!!」 「本物のキモノ?」 「完全に和じゃないけれど・・洋でもないね・・。変わってるー」 などなど、反響はとても、大きかったです。 「これ、着たかった」の一言には、まわりの皆さんも妙に納得されていました。ですから、私も「いいでしょぉ〜。いいの、見つけたでしょ〜」と言っておきました(笑)なかなか、地元では見ないデザインだったようです。

ローブドキモノは、やはり訪れて実際に見たら必ず、その魅力がわかると思います。
本当に、デジカメ写真では表現できないのが残念です。

先生に頂いた本、お手紙はとてもいい思い出になっています。本当にありがとうございました。
ようやく、プロの方が撮影した写真が出来上がってきましたので、郵送させて頂きます。少しですが、楽しんで頂けると幸いです。
乱筆、お許しください。皆様のご活躍をお祈りしております。